早生みかんの収穫は一度にするのではなく木ごとに色づきを見ながら選りもぎをしています。手間はかかりますが少しでも美味しい状態でお届けするためです。
色づきを待ち、収穫できない日もあります。今日がそんな日で、みかんの木の植え替えのためにチェーンソーで切り倒した木を運んだりしていました。
また、時間のある時は山道を走ります。山ののり面がむき出しになっている場所などでは雨の後などには道路上に大小の石が転がっています。時には道路の真ん中あたりまで転がっていて危ないのです。
これらの石を拾い集めています。拾った石は石垣の材料に使えるので実益を兼ねています。ただ、持ち上げられない重さの石もあり、それらはどうすることもできませんでした。
畑の中の石を割るためですが、ようやく念願の「マキタのハンマードリル」を購入しました。そこで練習を兼ねて、これまで動かすことのできなかった道路上の石を割ってみることにしました。

道路の側溝にはこのような石が何個もはまっていて、水が流れにくくなっています。

ハンマードリルで穴を2~3か所直線に並んで開け、そこに「セリ矢」を差し込み金槌でたたきます。少し時間がかかりましたがきれいに割ることができました。
割れた面が平らなことから、この面を石垣の表に使っているのだとわかります。今は機械ですが、昔はすべてを人の手でして、今自分たちが受け継いでいる畑の石垣が作られているのだと思うと、本当に昔の人はすごいと感じます。
また、時間があるときに少しずつ、側溝の石を取り除いていきたいと思います。