昨日は「東日本大震災」から8年目でした。自分が平成6年生まれなので「阪神大震災」の時は赤ん坊で記憶はありませんが、「東日本大震災」はボランティアに参加したこともあり目に焼き付いています。
昨日、自分は気が付かなかったのですが、松山で地震があり、この日に地震があったことで、近々起こるとされている「南海トラフ地震」への脅威を感じています。
興居島は昨年の「西日本豪雨」で大きな被害を受けました。「小秋農園」でもモノレールのレールが土で埋まったり、苗木の1/3が流されたりと被害がありましたが土を掘ろうにも固い木の根に阻まれ手付かずの状態でした。
伊予柑の収穫が終わり、ようやく土砂の撤去に取り掛かりました。まずは「土嚢づくり」です。最初は肥料袋を利用していましたがそれもなくなったので出費は痛いですが市販の土嚢袋を購入しました。
昨日は、雨上がりでもあり決していい状態ではありませんでしたが、それでも、豪雨から半年が経ち埋もれていた木の根も分解されてやわらかくなっておりシャベルで掘りやすくなっていました。しかし、ここはモノレールが壊れているエリアなので、土嚢運びも苗木運びもすべて人力です。
ようやく、1か所に積み終わりましたが、これから土を入れて周りと同じ高さにしていきます。これを何か所かしなければなりません。農家の仕事はこうした土木系の仕事もたくさんあります。本当に大変ですが、昔の人は何もない山を人力で切り開き、木の根を掘り起こし、ひとつひとつ石を積み上げて「段々畑」を作ったのだと考えると、そのエネルギーはすごいなと思います。