カラスとイノシシの食害

早生みかんの収穫が順調に進んでいます。
昨年よりも整備された(全体の1/3)部分は、傷も少なく大きさももっとも欲しいMサイズやSサイズが多く助かっています。
それでも箱詰め用のみかんが足りないのは、昨年よりも注文数が増えているからで、嬉しさとともに、もっと収穫量を増やさないとと感じています。

他の農家さんよりも収穫ペースが速いのは、荷造り担当の祖母からのプレッシャーもありますが、もっとも大きいのは、カラスとイノシシに食い荒らされる前に収穫を終えたいという焦りからです。

実際、贈答用の最高級だと収穫してみたら、鳥に突かれており「せめて完食してくれ!」と腹が立ちます。
ひどい木になると、上半分をカラスに、下半分をイノシシに食い尽くされたものもあります。

地面に外皮が散らばっているのかイノシシの食べた跡で、人が食べたように白い薄皮をひとつひとつ剥いているのがカラスの食べた跡です。
(早生みかんは薄皮が柔らかいので自分たちは薄皮ごと食べます。カラスの方がぜいたくです。)

曾祖父母の時代には、木の上の方のみかんは野鳥のために残したりしていましたが、今や、可愛らしい野鳥ではなく、カラスの大群に襲われている状態です。
威嚇用のロケット花火を毎日打ち上げていますが、根本的な解決にはなっていません。

イノシシも元々は興居島にはいませんでした。
平成20年ころから目撃され、ここ2~3年の被害は半端ありません。
今、イノシシ柵を覆っている途中で、近々、捕獲用の檻も届く予定です。

カラスとイノシシとの戦いは、まだまだこれからのようです。

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