段々畑のみかん

みかん・伊予柑の収穫に欠かせないのがモノレールです。
急こう配の山の斜面での収穫では、木の枝に取り籠を引っ掛け、その中に二度切りしたみかんを入れます。
その籠がいっぱいになるとコンテナに移し替えます。
そのコンテナを軽トラックまで運ぶ手段がモノレールです。
モノレールがなければ、人の手ですべて運ぶことになりますが、農道のない山奥からの運搬は不可能です。

昔の人は本当に偉大です。
動力のない時代に、人の手だけで山を切り開き、石を積みあげて階段状の農地を作り、みかんを植えてきました。
モノレールができると、農道から離れた山の方へとみかん畑を広げてきました。

西日本豪雨でモノレールが使えない場所が出来、改めて先人の偉大さに気づかされます。

小秋農園でも農地はいろいろです。
この写真は「(通称)みかん畑」です。

多分、世間的なみかん畑のイメージだと思いますが、モノレールがないので人力で運んでいます。
(農道が近いのでなんとかなる唯一の場所です。)
こんななだらかな場所ばかりだとどんなに楽だろうと思います。

今、収穫をしているのは「(通称)小義」または「茶畑」で、ここは急斜面で火山の石がごろごろしている、そしてイノシシが暴れ放題のなかなかの場所です。

足場が悪いので毎日のように誰かが転んだり木に登っての収穫中に滑り落ちたりと、打ち身とすり傷が絶えません。
危険なため、アルバイトも雇えません。
広い農地ですが、まだまだ開拓途中で全体の1/3ほどしか活用できていません。
ここが整地できれば、収穫量が増えたりアルバイトを雇えるようになるので、それを目指して頑張っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*