早生みかんの市場への初出荷

今日は午前中は雨でしたので、予定通り市場に出荷するための箱詰めをしました。
昨日選果機にかけて大きさを選別したみかんを、今度は等級別に箱に詰めます。

箱詰めには、「共選」と「個選」があります。
「共選」は「共同選果」のことで、各農家から選果場にもっていって機械で箱詰めにするもので、
「個選」は農家で選果して箱詰めしていくものです。
小秋農園は「個選」です。
箱を開けたときにみかんの顔(ヘタのない側)が上にくるように1個1個傷や汚れをチェックしながら丁寧に箱詰めします。

「共選」に比べ手間も時間も人手もかかりますが、きれいに並んでいるため、贈答用としては価値があります。
これだけは、将来機械化やAI化が進んだとしても人の手が上回る部分ではないかと思います。

僕が小さい頃は(今は亡くなった)曾祖母が主力で詰めながら祖母に詰め方を教えていました。
今は、祖母が母に教えています。
こうして小秋のやり方が引き継がれていくんだなと感じました。

昨年は量が少なく、注文分だけで完売してしまったため市場へは出荷しませんでした。
だから、今年が初めての市場への出荷です。
昔、曾祖父母が市場へ出荷していたころには、仲買の方が待ち構えていて高値で売れていた「小秋」ブランドですが、自分の代になってどう評価されるのか気になります。

たくさんいただいている注文分を作るため、明日からはまた収穫です。
しばらくお天気に恵まれそうなのでまたカラスと競争しながら頑張ります。

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